粋なはからい 人生(たび)の空から


去る8/21全日空新千歳空港から大阪空港行きの機内でのこと。保安検査場の混雑により出発が大幅に遅れていた機内である出来事が起こった。最近いいニュースがない中、いい意味での事件が起こった。登場人物は、乗客、全日空パイロット、キャビンアテンダントなど乗務員、そして乗客の一人、北海道出身のシンガーソングライター。

機内はピリピリした様子、乗客のイライラがちょうどピークに達しようかという時に、その事件、出来事は起こった。ここでシンガーソングライターの登場。そこで彼は、自ら客室乗務員に掛け合い、マイクを借りると、「滅多にこんな事はないんです。皆さん頑張ってますから、もう少しお待ち下さい」と乗客に語りかける。

続けて「果てしない大空と 広い大地のその中で いつの日か幸せを 自分の腕でつかむよう ♪♪」と自身の楽曲「大空と大地の中で」を歌い出した。出発予定時刻から1時間が経とうとする頃。乗客たちは、このフォーク界の大御所、北海道のスーパースター、松山千春の登場にビックリ。そして乗客のいらだちは歓声へと変わり、場は一気に和んだ。

歌い終えると、「皆さんの旅が、またこれからの人生が、すばらしいものになるようお祈りしてます。もう少しお待ちください。ありがとうございました」と続け、機内の拍手はしばし鳴り止まなかったとか。この松山千春の粋なはからいは、まさしく神対応。この夏一番のいい話となった。

彼は、人生(たび)、大空、大地が似合う、スケールの大きな歌手。そして、ラジオでのパーソナリティでは、気さくで、飾らない、機転のきくトークが売りもの。今回の出来事は、その集大成の1コマ。いま思えば、彼ならではのエピソードだったのかも。
























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